弊社でも、リモートグレーディングで幾つも作品を担当しているThe Millロンドンのカラリスト「フィリップ・ハンビ」氏。
The Millのホームページにて掲載されているハンビ氏のインタビュー記事をご紹介します。
- 色の世界に足を踏み入れたきっかけは何ですか?
カラコレを知った時に、これは自分に合っていると思いました。カラリストが感情的で、強力なインパクトを生み出す能力を持っていることについて魅力を感じています。また、色とコントラストを操作することで、必要に応じて作品のジャンルを完全に変えることができることも魅力的です。
- お気に入りのカラコレ作品とその理由を教えてください。
それは難しい質問ですね、色々な理由で答えるのが難しいですね。お気に入りの作品を一つあげるとしたら、ミラ・ジョヴォヴィッチ主演の「ジョニーウォーカー」です。このコマーシャルは、ミラ・ジョヴォヴィッチさんの夫でありハリウッド映画監督のポールアンダーソンが監督をしており、とても面白い方でした。お二人とご一緒することができ、素晴らしい体験でした。そして最終的に皆さん満足しており、それは最も重要なことだと思います。
- あなたのクリエイティブなプロセスについて教えてください。
作品によって異なり、グレーディングから何が必要かによって、仕事ごとによって異なります。事前に監督・カメラマンと話すことは常に役立ちます。特にどちらかが作業に立ち会えない場合など、全体的な意図と事前に知っておくべき詳細を理解したいので、事前に話すことはとても役立ちます。レファレンスなども重要ですが、なるべく自分でルックを作り上げるようにしています。作品の中で、本質を捉えているカットを1つ見つけて、誰もが納得できるようにルックを作ります。そこから、編集に使用されているカットを確認しながら、芸術的にも技術的にも満足できるまで改善します。
-あなたにとって、何が刺激的でしたか?
MPCは最近The Millと一緒になりました。非常に刺激的で、多くの方々と仕事をすることができ、素晴らしいと思います。挑戦をし、自分の心地よいところから押し出され、印象的でユニークな物を作るように自分の刺激にもなります。常に分からないこと聞き、改善と前向きな変化を求めることが、唯一自分の成長と改善に繋がります。でも家族は私の主な刺激であり、彼らが私を本当に誇りに思っていることを私は知っています。
- カラリストとしてあなたをワクワクさせる業界のトレンドはありますか?
色とVFXの間の境目をなくすことにわくわくしています。Baselight BLGのワークフローで、VFXとCGチームとより近く一緒に仕事ができてとても素晴らしいです。私たちが最近手掛けた作品のいくつかはとても驚異的です。
元記事では担当作品の映像・画像が掲載されています。こちらも合わせてご覧ください。https://www.themill.com/newsfeed/spotlight-mill-colourist-phillip-hambi/
リモートグレーディングに関するお問い合わせは、是非弊社営業まで!!