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【受賞】JPPA AWARDS 2024 優秀賞含む5作品で受賞!

2024.6.3

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ポストプロダクションの技術を評価する「JPPA AWARDS 2024」において、CGとグレーディングの部門で優秀賞を受賞しました! さらに、新人賞2部門、審査員奨励賞1部門を受賞しました。
グレーディング部門の優秀賞は2年連続の受賞になります。

JPPA AWARDSは、テレビ番組・CM等における映像や音響の技術面にスポットを当て、優秀な技術と功績に対し栄誉を与えるものです。

<受賞作品>

◆ 映像技術部門 / グレーディング / 広告 優秀賞
Uru MV「心得」

カラリスト:平林 裕大 (DIGITAL GARDEN)

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- 平林 裕大 コメント -

この作品をグレーディングする際、最も重視したのは色彩の分離でした。学校生活や部活動などの日常シーンが多いため、リアリティを損なわずに個体色を強調し、暗部に色が溜まりすぎないように作業を進めました。

この曲は日々の挫折と苦難が未来の希望へと繋がっていくというテーマです。そのため、挫折や苦悩を描写する部分では中間から暗部を際立たせ、大会の場面では窓外から入る照明を強調し、希望に満ちているようにそれぞれ表現しました。全体的に暗部と明部がはっきりしているシーンが多いですが、情報を失わないように明るさを0%と100%以内に納めるように気をつけています。アナモフィックで撮影されていて周辺が歪曲収差をしているので、さらに強調するためにマスクやキーイングを多用して視聴者の目線を人物に自然に誘導しました。このような素晴らしい作品に関わる機会をいただけたこと、関係者の皆様に心から御礼を申し上げます。

作品の視聴はこちら

 

◆ 映像技術部門 / オンライン / CG・VFX 優秀賞
虎ノ門ヒルズムービー2023 | WELCOME TO TORANOMON HILLS

CG:LUDENS 森ビルチーム

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(写真左から:原 恭平・政本 星爾・田中 舜理)


- LUDENS 森ビルチーム コメント -

・政本 星爾
この森ビルの建築プロジェクトに何十年も携わり、半生を捧げている方々も沢山いると伺っています。
映像化には、それ相応の情熱と誠実さが必要でした。
膨大な都市計画資料と向き合い、一つ一つの小さな作業を積み重ねた仕事が受賞という形で評価いただき大変感謝しております。

・原 恭平
都市に関わる人々の視点を描くことによって、見ている方が街を巡っているような感覚をいかに表現出来るのかが今作の課題でした。
図面に基づき空間を表現するだけでは没入感に欠けたため、培った技術を踏襲し、CGと撮影素材が両方成立する空間を表現出来ました。
その結果が受賞という形になり心から嬉しく思います。

・田中 舜理
建物が完成した後にスタッフと見に行ったのですが、自分たちのCGとほぼ一緒だったという感動は今でも鮮明に覚えています。
建物で撮影するよりも魅力的なCGにしたい、そういった気持ちで取り組んだものがこのような形で評価していただけて素直に嬉しく思います。

作品の視聴はこちら

 

◆ 映像技術部門 / グレーディング / 広告 審査員奨励賞
マカロニえんぴつ MV「愛の波」

カラリスト:マックス・ゴロミドフ(DIGITAL GARDEN)
(贈賞式は通訳のクロフォード・ベンが出席)

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- マックス・ゴロミドフ コメント -

この賞を受けることができ、大変光栄に思います。また、審査員の皆様に感謝申し上げます。このプロジェクトに参加できたことは素晴らしい経験であり、チーム全体が満足していることを嬉しく思います。この作品は関わった全員にとって愛情を込めて取り組んだもので、その努力が評価されたことを喜ばしく思います。

このMVの際立った要素の一つは、リッチでバラエティ豊かな色彩の選択です。この作品のカラーは映画的なリッチな雰囲気を醸し出し、作品に時代を超えた質感を与え、視聴者を深く引き込みます。暗部、ミッドトーン、ハイライトは細心の注意を払ってバランスが取られており、繊細な光と影で作品に深みと立体感を加えます。色のコントラストを活用し、物語の核心要素を強調し際立たせることで、ビジュアルをより強化しました。作業で使用したカスタムフィルムプロファイルに関しても、評価されるべきポイントの一つです。通常のカラコレとは一線を画して本物のシネマ感をもたらしてくれ、視覚的に魅力的で感情的にも共鳴します。

さらに、衣装デザインにも細心の注意がはらわれ、各カットが調和の取れたカラーパレットで構成されています。このアプローチは非常にありがたく、衣装デザインへのこだわりが作品のビジュアルと感情的なインパクトに大きく貢献しました。

全体として、大胆な色彩、バランスの取れた照明、ダイナミックなコントラスト、計算され尽くした衣装デザインが、視覚的ストーリーテリングの領域で際立ったミュージックビデオを完成させました。この賞は、本作に関わったすべての人々の努力、創造力、献身的な努力の証です。

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◆ 映像技術部門 / グレーディング / ドラマ/映画(ドラマ・Webドラマ・アニメ・映画) 新人賞
ABEMA・MIRRORLIAR FILMSオリジナル短編映画「恋と知った日」

カラリスト:川村 尚寛(DIGITAL GARDEN)

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- 川村 尚寛 コメント -

この度、受賞できたことを大変光栄に思います。関係者スタッフの皆様に感謝申し上げます。

この作品は1時間という尺ながらも、起承転結がしっかりとしており、とても魅力的な作品になっていると思います。ジャンルでいえば恋愛ドラマ、もしくはヒューマンドラマともいえる本作ですが、現実感を重視したグレーディングにはしたくないと思っていました。どこか現実で見たことがあるかもしれない、でも少し現実的ではない雰囲気。

おそらくそれが顕著に出たのは、ラストの海岸で朝日を見るシーンだと思います。このシーンのイメージは早い段階で決めていて、このラストに向かうストーリーだと考えながらグレーディングを進めました。幻想的で印象的なカットになったと思っています。余談ではありますが、この時本当は太陽が出ておらず、グレーディングで太陽を作っています。

これからも心に残る絵を作っていきたいと思います。

作品の視聴はこちら

◆音響技術部門 /ミキシング / Web広告 新人賞
TOYOTA / 第102回全国高等学校サッカー選手権大会応援ムービー「マネージャー」篇

MAミキサー:中根 渉(DIGITAL GARDEN)

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- 中根 渉 コメント -

この度の受賞、誠にありがとうございます。

本作品では現場録音、効果音、ミックスを担当し、本作品の音の大部分に関わらせていただいたため思い入れもあり、大変嬉しく思っております。
素材選びや音作りでは、主人公の目に映る選手達のプレーや、その熱量をよりリアルに感じられるよう、声、環境音、動作音などほぼ全ての音を現場で収録した音で構成することにこだわりました。実際の画に対して同録ではない音もかなり重ねていますが、音楽が乗るからと妥協せず、試合の流れや人物の動きに対して嘘がないよう、一音一音を吟味しています。
ミキシングでは、モノローグが同録と乖離しすぎないようなEQを意識し、主張を押し付けるようなものではなく、あくまで世界観、空気感を大事にした優しいバランスを目指しました。

この受賞を励みに、今後より一層精進して参ります。

作品の視聴はこちら

 

このような素晴らしい作品に巡り会い、それぞれの実力を発揮する場をいただけたことに感謝いたします。
今後もより良い作品作りに寄与できるよう、スタッフ一同精進し、実力に磨きをかけて参ります!

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