現在CRANKで取扱中の、ドイツにあるGecko-Cam(ゲッコーカム)社製シネレンズ「GENESIS G35 Vintage '66」
その特徴と魅力をお伝えするために、TREE Digital Studioの各事業部と連携しデモムービーを制作しました。
まずはこちらをご覧ください!
【Grading Ver.】
カメラはARRI ALEXA LFを使用しており、撮影したままのルックがわかりやすいように、グレーディング前の素材をLog-CからRec 709に変換したバージョンも作成しました。こちらには使用したレンズの焦点距離も記載してあります。
【Log-C to Rec 709 Ver.】
温かみのある柔らかく美しいフレア
フロントレンズをノンコーティング、中間レンズを単層コーティングにすることで、温かみのある柔らかく美しいフレアが入るように設計されています。
光が回り込むことにより、ローコントラストで柔らかな映像が撮影可能です。
Canon K-35 の再現だけではないオリジナリティ
一般的にGENESIS G35 ≒ Canon K-35(1970 年代のシネレンズ)と思われていますが、K-35に似た美しい円形のボケ、温かみのあるフェイストーンで撮影できる一方、フォーカスが合うところは解像感が高く、クセの無いクリアな映像を撮影できる現代のレンズらしい特徴も持っています。
ディストーションの少ないワイドレンズ
ビンテージレンズではワイドレンズの周辺歪みが目立ち、建物や直線が多い被写体に適さない場合があります。
GENESIS G35 Vintage '66 は、ワイドレンズでも歪みが少なく、ワイドレンズらしい美しいパースペクティブ表現が可能です。
接写倍率1:1の100mmマクロ
商品撮影に使用するマクロレンズと、人物や風景などの撮影に使用する標準レンズやワイドレンズを、全てGENESIS G35 Vintage '66でカバーできるので、全編を統一したルックで撮影することができます。
ビンテージルックをコントロール
広告映像においてビンテージルックな映像を目指す際に、本物のビンテージレンズでは、周辺減光や周辺歪み、解像度の低下により、商品撮影やタレント撮影に影響を及ぼすことがあります。
現代の高いレンズ性能とビンテージレンズのルックとフレアを併せ持つGENESIS G35 Vintage '66であれば、ライティングとグレーディングでルックをコントロールできます。
ラージフォーマット対応の46.3mmのイメージサークル
ビンテージレンズの多くはラージフォーマットに対応できず、ARRI ALEXA LF やSONY VENICE では使用できません。
GENESIS G35 Vintage '66 は最新技術で設計された、ビンテージルックのラージフォーマット対応レンズです。
Gecko-Cam(ゲッコーカム)について
Gecko-Cam社は、ドイツ・ミュンヘンのプロフェッショナル向けの映画撮影機材の開発・販売・レンタルを行う会社です。 ARRIのフィルムカメラのメンテナンス技術者だったPeter Bentele氏により、2002年に設立されました。 当初はフィルムカメラやレンズ、O'connor・Sachtlerヘッドの修理と、レンズプロジェクターやコリメーターといったレンズ検査機器の販売が中心でした。
2016年、ドイツ最大級のレンタルハウスのオーナーだったHeinz Ratzinger氏が加わりオリジナルのシネレンズの開発に着手。 レンタルハウスでの経験やDPとの人脈を活かし、最初のGENESIS G35が誕生しました。 2017年にGecko-Cam社を引き継ぎ、往年の名作レンズを現代の撮影現場に蘇らせるレンズのリハウジングにも力を入れています。Gecko は英語で「ヤモリ」の意。
CRANKでレンタル可能な各レンズの詳細は以下のリンク先よりご覧ください。
14.5mm T3.0 / 16mm T2.4 / 20mm T1.8 / 25mm T1.4 /
35mm T1.4 / 50mm T1.4 / 85mm T1.4 / 135mm T2.0 /
100mm MACRO
皆様のご利用をお待ちしております!
GENESIS G35 Vintage '66に関するお問い合わせ先
TEL:03-5447-6083
FAX:03-5447-6084
EMAIL:kizai@crank.tdsi.co.jp
営業時間: 月曜〜金曜 10:00〜19:00
土曜 10:00〜18:00
定休日: 日曜・祝祭日
メイキング
Demo Movie スタッフリスト
【TREE Digital Studio】
監督/編集: 皆見 雄二(DIGITAL GARDEN)
撮影:米澤 佳州子(CRANK)
DIT:香川 真璃子(CRANK)
スティディカム:幸前 達之(CRANK)
カラリスト:川村 尚寛(DIGITAL GARDEN)
音楽/ MA:池本 あずさ(DIGITAL GARDEN)
通訳:遠藤 りさ(GLOBAL)
ロケーションプロデュース:渡辺 一幸・菊屋 文生・土井 昭典(NEGO-TI)
撮影機材:CRANK
照明機材:Media Garden
【特別協力】
照明:藤江 立
スタイリスト:山田 輝正
ヘアメイク:松田 美穂
車両:株式会社グルーヴ
劇用車:有限会社SEEK