TREE VFX MOVIE
VFX制作における様々な制約からの解放
マーカーをモチーフとしたCGが消え去りスタジオが美しい世界へダイナミックに変化していく。従来のマーカー撮影の制約から解放されるイメージをワンカットで表現しました。またTREE VFXのロゴマークでもあるシンボルツリーが力強く伸びていくビジュアルは今後、進化していくであろうVFXの映像シーンと共にTREE VFXも成長(貢献)していくという“想い”を表現しています。
カメラトラッキングシステムのメリットを活かした、尺の長いカット、大胆なカメラワーク、被写体が画面いっぱいになるサイズなど、従来の合成用マーカーで敬遠されがちなこれらの要素をあえてワンカットの中に盛り込んだ映像にトライしました。映像の構成は従来の合成撮影をイメージさせる前半、ダイナミックなCG世界を表現する中盤、そして現実の撮影風景に戻ってくる終盤とワンカットの中で3つの世界を描き映像に起伏を持たせました。
複雑なカメラワークの中で、シンボルツリーが空中に浮いている広大なスケール感、立体的で奥行き感のある舞台を設計しました。シンボルツリーは生命力とテクノロジーを感じさせるデジタル感・未来感のあるデザインにしました。グリーンバックからの展開は一気に舞台が変わるようにTREE Digital Studioのコーポレートカラーをイメージしたゴールドでユニークな世界観を強調、また浮遊する水滴の美しいクリア感や映り込みをプラスし美しいCG空間を目指しました。
TREE Digital Studioでは今後、CM等の作品をACESで制作していくビジョンがあり、今回の映像はACESワークフローを取り入れています。部署間でのカラーマネジメントを適正に行いながらスムーズなワークフローを構築し、クオリティを高めました。特にグリーンの世界から一気にCGの空間に変わる光の表現にこだわり、ゴールドツリーやドレスの赤、ゴールドとブルーの補色の世界観を印象付けるHDRならではのあざやかさを生かしたグレーディングを心がけました。
TREE VFX独自のワークフローのメリットを再確認するため企画からスタジオ、撮影、CG、編集、グレーディング、MAを全てTREE Digital Studioのリソースで対応。複雑になりがちな色管理、撮影手法、素材のやり取りがスムーズになり、なによりも映像のイメージの共有がスタッフ間で容易にとる事ができ、より純度の高いクリエイションを発揮することができました。
TREE VFXでは撮影スタジオ・撮影機材・撮影・DIT・CG・ポストプロダクション
全工程ワンストップでの映像制作を手掛けています。
一社での映像制作で培った各工程間における連携のノウハウを活かしスポットでの対応もスムーズに行うことが可能です。
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