制作プロダクションの悩みに応える「TREE VFX」 ワンストップで高品質なVFX映像を制作

TREE VFX SPOTLIGHT

制作プロダクションの悩みに応える「TREE VFX」
ワンストップで高品質なVFX映像を制作

制作プロダクションの悩みに応える「TREE VFX」
ワンストップで高品質なVFX映像を制作

TREE VFX SPOTLIGHT

TREE Digital Studioは、2023年に撮影やCG制作、編集など各部門のスペシャリストが集結し、ワンストップでVFX制作を担うチーム「TREE VFX」を結成しました。映像業界全体の傾向として予算削減とスケジュールの短縮化が進む中、TREE VFXは効率的にハイクオリティな映像制作を可能にしています。本記事では、当社常務取締役の山田悠生に「TREE VFX」が持つ強みや特徴、そして今後のTREE VFXの姿について語ってもらいました。

STORY

01

各分野のスペシャリストが集う、制作プロダクション向けのサービス

TREE Digital Studio 常務取締役 山田 悠生

TREE Digital Studio 常務取締役 山田 悠生

――TREE VFXはどういった経緯で結成されたのでしょうか。

TREE VFXは、案件に応じて最適な手順で、効率的かつハイクオリティな映像作品を提供するチームとして、2023年6月に結成されました。もともとTREE Digital Studioには、撮影部門の「CRANK事業部」や撮影スタジオ部門の「Media Garden事業部」、CG制作部門の「LUDENS事業部」など、第一線で活躍する技術部門があります。そうした社内の各部門が連携して作業の効率化を図ることで、クリエイティブワークに割く時間を確保できるということに着目しました。さらに、TREE VFXでは制作における工程がワンストップで完結するため、これまで制作過程で発生していたロスタイムなどを削減し、プロダクションの負担を軽減することができます。 「TREE VFX」が映像制作現場における課題を解決できると考え、社内の各分野のスペシャリストが集結して、新しいチームとして誕生しました。

――TREE VFXの特徴についてお聞かせください。

一般的な映像制作においては、制作フローごとに専門の技術会社がそれぞれの分野を担当しているのが現状です。業界では映像制作に関する予算削減やスケジュールの短縮化が進んでいるため、プロダクションが従来通りにCG制作や編集などをそれぞれ別の会社に発注すると、予算超過や非現実的な制作スケジュールになることがあります。 TREE VFXには各技術部門のスペシャリストが集結しているので、複雑な合成が必要な案件でも、撮影設計から仕上げまで最適なワークフローを提案できます。さらに、従来プロダクションが行う素材の受け渡しや各所とのスケジュール調整なども私たちの窓口に一本化してもらえれば、プロダクションの負担を大幅に軽減することができます。制作における煩雑なフローの簡略化と、限られた予算・スケジュールの中でのハイクオリティな映像制作の両立が可能です。

STORY

02

国内最大級のスタジオや各種システムでハイクオリティな映像制作を実現

技術部門が集結したTREE VFXは、限られたスケジュールの中で効率的に制作進行ができます。そのための工夫として私たちは自社に「シューティングスタジオ」を構え、「カメラトラッキングシステム」「カラーマネジメント」を導入しています。VFX制作のために最適な環境を備えているため、これまでも多くのプロダクションに選ばれてきました。

――映像制作においてTREE VFXの「シューティングスタジオ」を利用することのメリットは何でしょうか。

TREE VFXの「シューティングスタジオ」は、幅50mのグリーンバックを常設し、約200坪と国内最大級の広さを誇る、VFXに最適化された撮影スタジオです。自社にシューティングスタジオを持つことで、スタジオ予約の面で優位性があります。使用状況をすぐに確認できるので、スピード感を持ってスケジュールを決められます。 また、近年は予算削減の影響で、映像に映る範囲ぎりぎりでセットを組まなければならないことも増えました。TREE VFXのスタジオであれば、デジタル上で数センチ単位の詳細な設計ができるので、必要最小限のセットのサイズを正確に算出できます。壁を1メートル減らすだけで数十万円のコスト削減になることもあるので、これは大きなメリットですね。

TREE VFXの「シューティングスタジオ」
TREE VFXの「カメラトラッキングシステム」

――次に「カメラトラッキングシステム」についてお聞かせください。

「カメラトラッキングシステム」は、カメラにアタッチメントを付けることで、マーカー不要で位置情報を把握できるシステムです。グリーンバックの撮影でマーカーが貼ってあると、例えば演者の髪の毛とマーカーが被ってしまった際などに、編集に時間を要するケースがあります。「カメラトラッキングシステム」であれば、カメラワークとフレーミングに影響を与えない自由なワーキングが実現でき、作品のクオリティを向上させることができます。

――「カラーマネジメント」の採用でどんな映像制作が可能になりますか。

カラーマネジメントとは、映像の色の規格を統一することで、さまざまな制作環境・視聴環境下においても撮影時に意図した色を再現できるようにするものです。ACESというカラー規格を採用した「カラーマネジメント」を取り入れることで社内のルールが統一され、一定の品質を保つことが実現しました。 近年はテレビだけでなくNetflixやPrime Videoなどアウトプットのジャンルが多様化しています。以前の形式ではアウトプットのジャンルが変わると配信できないケースがありましたが、今のカラーマネジメントシステムでは書き出しを変えるだけであらゆる配信に対応できる状態になっています。

TREE VFXの「カラーマネジメントとは」

STORY

03

映像技術の全てを担う会社として地位を確立していきたい

――今後はどのようにプロダクションへ貢献していきたいと考えていますか。

まずは制作の構造をシンプルにしてプロダクションの負担を減らしたいです。ドラマなどの撮影現場でプロダクションの方が困った際、CG担当者と編集担当者のどちらに聞けばいいのか迷うケースは多いですが、私たちは「とりあえずTREE VFXチームに聞けば解決する」という環境を構築しています。 また、私たちは全てをCG映像にすべきとは考えていません。実写で制作可能な部分は撮影で実現できるよう、アイデア・予算・スケジュール全てを考慮した最適な提案を心がけています。

――最近はバーチャルプロダクションの撮影も増えてきたと伺いました。

セットの背景に映像を映し出し、被写体と組み合わせて撮影することで、リアルタイムで合成された映像が制作できる技術をバーチャルプロダクションと言います。TREE VFXでも少しずつ相談をいただいていて、社内でも経験を積んだスタッフが増えてきました。他社では特定の工程を外注すると経験のない人が対応するリスクもありますが、TREE VFXでは社内で仕組みを構築しているので安定したサービスを提供できます。

TREE VFXの「カラーマネジメントとは」

――最後に、今後の展望をお聞かせください。

これほど多くの技術部門が集まった会社は類を見ないですが、現状に満足せず、さらにプロダクションの負担を軽減できる範囲を広げていきたいです。1本の電話で全ての悩みが解決できるような体制を整え、「映像技術全般をこなせるチームといえばTREE VFX」と言われるような存在を目指していきます。

TREE Digital Studio 常務取締役 山田 悠生

TREE VFXでは撮影スタジオ・撮影機材・撮影・DIT・CG・ポストプロダクション

全工程ワンストップでの映像制作を手掛けています。

一社での映像制作で培った各工程間における連携のノウハウを活かしスポットでの対応もスムーズに行うことが可能です。
お気軽にご相談ください。

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