TVドラマ「ブルーモーメント」の制作事例から見るTREE VFXの強み

TREE VFX SPOTLIGHT

TVドラマ「ブルーモーメント」の制作事例から見る
TREE VFXの強み

テレビドラマ「ブルーモーメント」の制作事例から見るTREE VFXの強み

TREE VFX SPOTLIGHT

TREE VFXは、CG・撮影・DIT・撮影機材・スタジオ・ポストプロダクションなどの全工程をワンストップで実現する、TREE Digital Studioの新チームです。CGと実写を組み合わせたハイクオリティなVFX制作を、専門チームを立ち上げて手掛けています。 そんなTREE VFXは、2024年4月〜6月にフジテレビ系列で放送されたドラマ「ブルーモーメント」のVFX制作に参加。CG制作を担当する「LUDENS事業部」と実写合成などの編集を担当する「DIGITAL GARDEN事業部」がタッグを組み、高度な技術を要する災害シーンなどを制作しました。 ハイクオリティな映像制作や効率的なスケジュール管理が求められる中、TREE VFXはどのようにプロジェクトを進めていったのでしょうか? 当社スタッフのVFXプロデューサー 林 達郎、VFXスーパーバイザー 小木曽 功治、CGスーパーバイザー 佐藤 昭宏に、TREE VFXの強みや、プロジェクト成功の背景について語ってもらいました。

STORY

01

CGと実写のタッグチームで
効率の良い制作体制を実現

左からVFXプロデューサー 林 達郎、CGスーパーバイザー 佐藤 昭宏、VFXスーパーバイザー 小木曽 功治

左からVFXプロデューサー 林 達郎、CGスーパーバイザー 佐藤 昭宏、VFXスーパーバイザー 小木曽 功治

――ドラマ「ブルーモーメント」のVFX制作に携わった経緯を教えてください。

林:TREE VFXを立ち上げる際、「映画やドラマ、ミュージックビデオなどエンターテインメント領域の制作を拡大する」というミッションを掲げました。その後、ドラマの制作案件を探していた中でお声がけいただいたのが「ブルーモーメント」です。プロデューサーの方から2024年1月頃にお話をいただきました。4月スタートのドラマ作品だったので、2月から撮影を開始し、ドラマの話数が進行する中で撮影とVFX制作を同時進行していましたね。 小木曽:ドラマ「ブルーモーメント」は、テレビ放送終了後にFOD(フジテレビの動画配信サービス)で次のエピソードを先行配信するという新しい試みがあり、常に従来のドラマのスケジュールより早いペースで作品を納品する必要がありました。チャレンジングな内容でしたが、CG制作を担当する「LUDENS事業部」と実写合成などの編集を担当する「DIGITAL GARDEN事業部」がタッグを組んで制作に携わったことで、スケジュール通りに納品できました。

TREE VFXの担当領域全体の制作指揮を行ったVFXスーパーバイザーの小木曽 功治

TREE VFXの担当領域全体の制作指揮を行った
VFXスーパーバイザー 小木曽 功治

予算管理やプロジェクト進行を担ったVFXプロデューサーの林 達郎

予算管理やプロジェクト進行を担った
VFXプロデューサー 林 達郎

林:そうですね。「ブルーモーメント」は効率良くスピーディーな対応を求められる案件でした。TREE VFXは、CG制作や編集など多くの部門を擁しているので、VFX制作を依頼されたときにすべてひとつの窓口で請け負えます。そこから社内で各部門に仕事を割り振り、一番効率の良い制作体制を組めることが強みですね。各領域のスペシャリストが揃っているからこそ、スピード感を持って対応できるのもTREE VFXならではだと感じます。 小木曽:CMをはじめとした映像分野に関わるプロダクションマネージャーの方々は膨大な量の仕事を抱えています。VFX制作において、CGや実写合成などの割り振りや各部門への情報伝達などの業務がある中で「TREE VFXに相談すれば大丈夫」という流れを作れたのは、制作プロダクション側の負担軽減に大きく貢献できたと思います。

STORY

02

ドラマ制作のプロも感心するハイクオリティなVFXを制作

――今回の「ブルーモーメント」で印象に残っているシーンはどこでしょうか。

佐藤:9話の地盤沈下で人々が巻き込まれるシーンです。事前に林、小木曽と相談して撮影方法を検討し、どのように撮影するかを提案しました。仕込みを進めていたCGシーンを撮影現場で監督やキャストの皆様に確認していただき、撮影後はCG素材を編集チームに渡して人物を含め違和感のないように合成してもらい、このシーンが完成しました。難易度が高い内容でしたが、各所の連携がスピーディーに進んだおかげで撮影から1週間ほどで納品できたシーンでした。 小木曽:3話の大火事のシーンも印象に残っていますね。大規模なロケ地を2日間お借りして、消防車にも協力いただき実際に放水してもらい、あとから炎や煙などをVFXで制作しました。放送後はX(旧Twitter)でも「どうやって撮影したんだ」など反響が多くありました。さらに、これまで数多くの作品に出演されたベテラン俳優の方が映像を褒めてくださったのも嬉しかったですね。

CG領域の制作指揮を担当したCGスーパーバイザー佐藤 昭宏

CG領域の制作指揮を担当した
CGスーパーバイザー 佐藤 昭宏

――これだけ反響のある映像をハイクオリティで制作するために心掛けていることは何ですか?

佐藤:「ブルーモーメント」では技術的に難易度が高いVFXを毎話制作する必要があったので、VFXで対応できる箇所と実写で撮影した方が良い箇所を監督たちと話し合い、技術的な検証が必要な内容については事前に準備期間を設けられるよう取り組むなど、しっかりスケジューリングして丁寧に進めていきました。 また、「LUDENS事業部」と「DIGITAL GARDEN事業部」がタッグを組んで制作するにあたって、お互いの得意分野を生かして現場でもよく話し合っていましたね。ドラマ作品をこれほどのスピード感で納品できたのは、このチームでなければ実現できなかったと感じています。

「ブルーモーメント」3話の大火事のシーン 「ブルーモーメント」3話の大火事のシーン

「ブルーモーメント」3話の大火事のシーン

STORY

03

TREE VFXが映像コンテンツ制作の課題を解決

――最後に、今後の展望をお聞かせください。

小木曽:「時間が足りない」「もっと人手が必要」という課題に対しては、TREE VFXが大きく貢献できる領域です。今後はもっと大きなVFX作品やバーチャルプロダクションにも挑戦していきたいですし、私たちならできると確信しています。まだまだ日本にはVFXスタジオが少ないですが「日本のVFXスタジオといえばTREE VFX」と言われるようになれたら嬉しいです。 佐藤:TREE VFXには数多くの技術部門が集まっているので、CGだけで制作したら行き詰まることもTREE VFXであれば解決できます。新しい挑戦を楽しみながら多くのVFXを制作していきたいですね。 林:TREE VFXの認知をさらに広げて「ここに聞けばなんとかなる」というポジションを確立したいです。「ブルーモーメント」でも活躍したように「LUDENS事業部」や「DIGITAL GARDEN事業部」など技術部門が集まっているので、VFXの領域かどうか分からなくてもご相談いただければ解決策は提案できます。ぜひお気軽に連絡していただければと思います。

左からVFXプロデューサー 林 達郎、CGスーパーバイザー 佐藤 昭宏、VFXスーパーバイザー 小木曽 功治

TREE VFXでは撮影スタジオ・撮影機材・撮影・DIT・CG・ポストプロダクション

全工程ワンストップでの映像制作を手掛けています。

一社での映像制作で培った各工程間における連携のノウハウを活かしスポットでの対応もスムーズに行うことが可能です。
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